自転車に乗りたいから
YOSHIくんを自転車に乗せようと準備をしていると、たいてい、どんなときでも、後ろのYOSHIくんの席にはすんなり座ってくれずに、大人用のサドルに乗ろうとしたり、ペダルをこいだりしてひととおり遊んでから自分の席に座ります。自転車の構造が面白いのかなと思っていましたが、どうやら、自力で自転車に乗りたいようです。そういえば、以前から、自転車に乗って道行く小学生らを見ては「YOSHIも自転車に乗りたい」と言っていました。
でも、サンタさんにもらったストライダーはそんなに面白くないみたいで、外で乗って遊んでくれたのは1回だけ。どうやら、自転車とストライダーは違うようです。
そんなことに頭を悩ませていると、YOSHIくんは保育園にある(三輪車と同じ構造をした)二輪車に乗る練習をしているようです。
ある日、お迎えに行くと、担任の先生が「見てあげて下さい」と園庭に案内してくださり、少し運転できるところを見せていただきました。YOSHIくんは、バランスを取りながら、コケてもくじけずにまた起き上がっては繰り返し頑張って走る姿を見せてくれました。どうしたらバランスが取れるのか、長く乗れるのか、一生懸命考えているのがよくわかりました。
それから翌日も、翌々日も、お迎えに行ったときによしパパかよしママに見せてくれます。YOSHIくんは日に日に上達して、長い時間でも、Uターンでも、ほぼ自由に乗りこなせるようになりました。
うまくいかないときは、その課題と向き合い、上達しようと取り組んでいる姿に、成長を感じました。そうか、そんなに自転車に乗りたかったんだね。そして、その意欲が、課題を乗り越える力になっているんだなと感じました。
これだけじゃない。YOSHIの意欲を大切にして、YOSHIくんの力になるよう育ててあげたいと思います。