よしパパ diary

2年半の育児休業を経て、ワーキングファーザー(?!)2014年10月生まれYOSHIのパパによる育児の記録です。

お絵描きもピタゴラ装置です

4月に入ってから、YOSHIくんは保育園でお絵描きをする機会が増えているようです。週に何回か、お絵描きしたものを持って帰ってきます。筒状に丸められて、「見たい?家帰るまで我慢できる?」と焦らされながら自宅へ帰り、興味深げにその絵の設計について話を聞きます。この坂道を、どんなふうに玉が転がってゴールへたどり着くのか、得意げに説明してくれます。

先日、大きなホワイトボードのある場所へ行くと、ボードいっぱいに装置を描いて見せてくれました。重力に逆らって、やや不自然な動きをする部分もあるのですが、それはまだ突っ込まないことにして、楽しげに見せてもらっています。

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保育園から持ち帰ってくる絵は、最近はさらに趣向が凝らされていることがあります。装置の一部として数字が描かれていて数字の上をボールが転がっていきます。そんな絵を遠くに暮らすいとこに送ってみたりもしました。

さらに、独創的なあみだくじの日があったり、算数の計算式になっている日もあります。普通のお絵描きはやっぱりしないようです。まぁ、型にはまればいいというわけではないと思うので、個性を活かして自由に描けばいいのですが、この趣向はどんなふうに発展していくのでしょう。

みんなのがんばりシール表

1月から通い始めたギター教室。週一で通っていますが、当然そのレッスンだけで上手になることはあり得ません。楽器の練習なのでレッスン以外にも、自宅で練習を重ねて初めて成果の出るものです。でも、上手になりたいというよりも、教室へ遊びに行っている感覚なので、自宅でギターの練習をさせることはなかなか困難です。

また、この春から、YOSHIくんは幼児教室の進級で、宿題が出るようになりました。算数や国語のプリントを毎日こなすことが求められます。保育園でも、まだ全てが遊びの毎日ですが、お勉強の宿題を課されることは大きな変化です。宿題の意味がまだわからない人に、それを習慣化させることは、ちょっとした工夫が必要です。

そこで、よしママが開発したのが、「みんなのがんばりシール表」。毎日がんばったことについて、壁に掲げたシール表に毎日シールを貼るというシンプルなことなのですが、これが意外とうまくいっています。YOSHIくんだけでなく、よしパパママもがんばることを決めて、毎日取り組みます。YOSHIくんにがんばれというだけでなく、よしパパママも自らの襟をただすことが求められます。そして、みんな一緒にがんばれます。

毎日コツコツ続けること、その成果が可視化されることによって、今日の動機につながる仕組み。シールを貼るという作業が、一つの仕掛けとなって、毎日の学びに繋がっています。アイデアひとつで子供は動いてくれるのですね。

始めてから10日余り経ちましたが、毎日順調にシールが貼れていて、みんながんばっています。今日からシール表は2枚目に突入。よしママのアイデアに天晴れです。

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コロナがもたらしたもの

2月頃からクアドリラにハマっていたので、あまりお出かけしない週末が続いていました。そのうち、習い事が休講になったり、大きな広場が閉められたり、最近遊びに行くようになったデパートでは、目の前で店員さんがおもちゃのサンプルをラップで次々と包んで行くのを眺めていました。じわりじわりと遊びに行く場所が減って、お出かけする機会も減ってきました。

今はもう、お出かけしない週末が当たり前になってきて、「どこか行く!」ということもありません。「みんなコロナ休みやから、開いてへんねん」というと、なんとなく納得してくれている様子。

保育園は、ずっと開けてくれていて、よしパパママは毎日仕事に行っても大丈夫な状態。休みの日はお出かけできませんが、毎日保育園へ行き、体操教室があったり、園庭で走り回って遊んで日常を守ってくれいるのが救いです。

もちろん、コロナ休みなのは、世間だけではありません。いつもは忙しくしているよしママも、土日は自宅にいてくれるので、いつも土日は、YOSHIくんはよしパパママと遊べます。日常的によしパパママともいると、YOSHIくんと遊ぶのも食事を作るのも随分楽になります。3人でまったり遊ぶ空気感は、YOSHIくんに安心感ももたらしているように感じます。いつもは一生懸命遊んで、余裕がない感じでしたが、気を抜いたり、一緒に楽しんだり、心にも余裕が生まれているのかもしれません。

平日に3人で一緒に食事をする機会も多くなり、YOSHIくんの食事の御行儀もよくなってきていると感じます。一対一なら、叱っても疲れるので、ある程度自由にさせることが多いのですが、大人が二人いると、大人が支配している感がでて、いちいち叱らなくても、なんとなく節度が保たれている感じ。YOSHIくんが習い事の宿題をしたり、時間を守ってくれることも増えてます。

みんなでまったり過ごす時間は、これまでにない空気感で、YOSHIくんの心も育ててくれているような気がします。

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保護者会の会長をお引き受けします

年度が明けてすでに数日経った今日、保育園のお迎えに行った時に、昨年度の担任のK先生に呼ばれました。あれ?今年の担任のH先生はお休み?YOSHIくんが何かしたのかな?と少し焦りながら、そのまま事務室へ通されました。

そこで、K先生から保護者会の会長の依頼を受けました。そう、K先生は園の主任さんです。「えーっ!新年度に入ったから、もう他の人に決まってるものと思ってました!」と驚きを隠せませんでした。しかも、会長。そんな大役... と戸惑っていると、「今年はコロナの影響で、保護者会総会もないし、謝恩会も令和になったこともあるので、止めようかと」と負担が軽減されることをアピール。主な仕事といえば、運動会と卒園式と入園式でご挨拶するだけとのこと。

それだけなら、あまり保護者会に拘束されることもなさそうだし、仕事や家事をしながらでも問題なくできそうだ。運動会でよしパパが挨拶したら、YOSHIくんはどう感じるだろうか?きっと、喜んでくれるに違いない。よしパパのパパは、よしパパが小学生の時、PTAの会長を務めていたことを思い出しながら、そのようなお仕事をいただけることは光栄なことかなと思いました。

これまで3年間、保育園にお世話になってきて、顔の見える関係がとても心地良い園です。また、園児に対しても保護者に対しても、とても手厚い対応で安心して預けさせてもらっています。園児の発育のことを考えて行事もふんだん盛り込まれていて、成長を楽しませてもらっているし、もちろん、YOSHIくんのアレルギーの件でも、給食では格段の配慮をしていただいています。これだけお世話になっておいて、お断りする理由はありません。

大した仕事ではないかもしれないけれど、少しでも園への恩返しができればと思い、お引き受けすることにしました。同級生のお母さん方が副会長と会計を務めてくださるそうです。こうして、保護者会をとおして繋がりを作っていただけることも嬉しいこと。

子の親として、社会の中で役割をいただき、新しいステップに立たせていただくことになります。これも楽しんでいきたいと思います。

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肝だめしは行きたくありません

YOSHIくんもこの春に進級して年長さんのクラスになりました。
先月の卒園式では、在園児代表の一員として送る言葉を述べるはずでしたが、コロナの影響で規模縮となり、出席はかないませんでした。でも、卒園式の練習はそれまで毎日参加していたようです。「卒園」について、なにか感じていたのかなぁ。

先月、自宅でよしパパがYOSHIくんと、もうすぐ年長さんになるという話をしていた時のこと。年長さんになったら、これまでになかった行事がいろいろあるよと挙げていました。春の山登りやお泊まり保育、そして、夏の夜の保育園での肝だめし。

肝だめしの話をすると、YOSHIくんの表情が冴ません。どうしたのかと尋ねると、「夜の保育園行きたくない...」と不安げ。「怖いの?」と尋ねると力なく頷きます。そうか、怖いのがそんなに嫌だったのか。あんまり怖いところには行ってないもんねと納得。

そして、翌朝。いつもどおり起きて、朝食を済ませたのですが、よしパパと保育園へ登園し始めると、あまり元気がなさそう。「寒いの?」「しんどいの?」と訊いても、そうではないと。いつもよりもやや足早に保育園へ向かうYOSHIくんは「行きたくない」と言いました。「え?保育園?」最近、お友達と遊ぶのも楽しそうだし、ここ1年以上はそんなこと言わなかったのになと思ったら、「夜の保育園...」と。保育園へ登園する時間になって、昨夜の話を思い出したよう。「じゃぁまた、先生に話してみような」といいながら保育園へ着いたら、昨年度の年長組の担任の先生が迎えてくれました。その先生に「年長になって、肝だめしするのが嫌なんですー」と話すと、YOSHIくんは「行きたくない...」と半ベソ。先生は「大丈夫!大丈夫だから!!」と勇気づけてくれていました。YOSHIくんは緊張が解けたのか、涙を目に浮かべて行きたくないことを主張していました。
よしパパは、そのまま仕事へ急いだので、その後のことを先生に聞いてみたら、年長さんになったら、それ以外にも楽しいことが色々あるという話を聞かせてもらい、機嫌がなおったそうです。

そんなこんなで始まった新年度。保育園最後の一年、いい思い出を作ろうね。

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大切なのは自分の気持ち

YOSHIくんは、クアドリラを組み立てている時も、うまくいかないことは自分でも許せないようです。論理的には正しくコースを組んでいたとしても、ビー玉がコースから外れたり、思わぬところで落ちたりすることはあるもの。自然物の営みなので仕方のないことなのですが、それは事実であっても認めたくないようです。うまくいっても、いかなくても「いえーい、全部一発で成功」と言います。よしパパママがうまくいかなくてもいいんだよ。失敗してもどうしたらいいかなと考えて、またやればいいんだよと言っても、納得できません。失敗から学ぶことは多いのになぁ。失敗を認めることから出発できるのになぁ。そんな簡単なことできるハズと大人は思ってしまうのですが、プライドの高い幼児には難しいようです。

先日、保育園でお友達2人とジャンケンをして、YOSHIくんが負けたそうです。その時、「やったー!」と言うと、お友達から「負けたのに『やったー』て言うたらアカン」と言われたそうです。YOSHIくんは負けたけど、勝ちたいと思ったのなら、言いたいそうです。確かに、「言ってはいけない」わけではない。幼児はボキャブラリが少ないし、負けた人がやったーと言うことの違和感に対して「言うたらアカン」という表現になったのかもしれません。

いつも通っている体操教室でも、うまくいかなかった時に「やったー」と言ったそうです。今度も別のお友達に「やったーと言うたらアカン」と言われたそうです。その時、先生にこんなことを言われたそうです。「言うたらアカンことはない。言ってもいい。でも、その時の気持ちはどうだ?成功して『やったー』と言った時どうだった?」「気持ちよかった...」「そうやろ。失敗して言うた時は?」「悔しい...」「そうやろ?その気持ちが大事なんや。」そんなやりとりがあったそうです。「悔しい」と言ったYOSHIくんはやや涙目になっていたとか。その悔しさと向き合って、次のステップに進んでくれることを願っています。YOSHIくんにそんな学びを与えてくれた先生にありがとう。親としても勉強になります。

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毎日がクアドリラ作品展

クリスマスにサンタさんからCUBOROをもらってから、再びビー玉転がしブームが始まったYOSHIくん。CUBOROやくみくみスロープも楽しんでいますが、やはり落ち着くのはクアドリラのようです。4セットある豊富なパーツを巧みに組み合わせ、いつもオリジナルコースを作り上げます。

毎朝起きると、朝食前にクアドリラ。保育園から帰ってきてクアドリラ。夕食が終わって、またクアドリラ。いつもどんなコースを作るか考えているようであります。そして、コースを組み上げると、リーフレットに掲載されたサンプルのようにビー玉を配置して、よしパパに写真を撮らせます。よしパパの携帯には、クアドリラ作品の写真がどんどん増えていっています。先月、保育園で絵などの作品展がありましたが、自宅では、毎日がクアドリラ作品展です。

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前回、クアドリラブームが起きていたのは、昨年3月から5月ごろまで。今の作品は、その頃とは少し傾向が違っています。昨年は、崩れない程度の積み木やレールを使って、複雑なコースを作るのが好きでした。それに比べると今回は、造形的にバランスの取れた物が多くなってきたように思えます。また、「ベーシックセットとスピードウェイセットの組み合わせで作る!」などと自ら制約を課して、その中で新しいコースの創造を楽しんでいるようです。よしパパに「カーブレールを5本使って、ゴールが2つのコースを作ってください」などという課題にも取り組んでくれます。そして、組み上げたコースを見て、よしパパママが批評、感想を述べるまでがセットになっています。

夢の中でもクアドリラをしているとか。朝起きた時にそんな話をしてくれる時もあります。保育園ではビー玉が使えないのですが、積み木を組んでクアドリラごっこをしているようです。寝ても覚めてもクアドリラ。これにハマってしまうと、他の遊びが全然できなくなってしまうし、よしパパママもやや飽きてきているのですが、YOSHIくんが一生懸命考えて創造活動しているのだから、よしパパママ一緒に楽しむようにしています。

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それは自分が選んだこと

YOSHIくんの保育園では、毎年2月にマラソン大会が行われます。年中さんと年長さんが1km余りを走ります。練習は、前年11月から始まります。園庭を毎朝走ることから始めて、マラソン会場となる近くの野外広場で経験を積みます。

初めて11月の現地練習に行った時は、YOSHIくんも頑張ったようで、クラス15人中4位だったことを自慢してくれました。

2回目となる12月の練習の日は咳が出て、体調が今ひとつだったので、ゆっくり走っても最後まで頑張ればいいよと伝えたところ、ブービー賞でした。最後にならないようにゆっくり頑張ったそうです。


3回目、1月の現地練習の日は、また咳が。大事とって休むことにしました。YOSHIくんと一日一緒に過ごしていたら、だんだん元気になってきて、なんだ、全然大丈夫だったという感じ。朝だけちょっとゴホゴホしてただけなんだね。当日は頑張ろうねと言ってその日を終えました。

そして、ついに迎えた2月のマラソン大会当日。前夜からやっぱりまた調子が悪そうです。ずっと鼻炎気味で、風邪なのかアレルギー疾患なのかよく分からないのですが、いつもよりも調子が悪そうです。そして、YOSHIくんはマラソンできないと主張します。でも、先月もそう言われて休んだけど、大丈夫だったしなーと思って登園を諭すも、反応がよくありません。無理に連れて行って体調を崩すと良くない思い、四択を提示してYOSHIくんに判断させてみることにしました。

  1. ラソン大会に行って走る
  2. ラソン大会に行って応援する
  3. ラソン大会が終わる頃に登園する
  4. 保育園をお休みする(ただし、よしパパは一緒に遊びません)


せめて、3までのどれかを選んでくれることを期待していたのですが、YOSHIくんの選択は、まさかの「4」でした。

そうかー、そんなに行きたくないのか。ならば、YOSHIくん自身の意思で選んだ選択を尊重してみよう。YOSHIくんの勇姿を見たくて、マラソン大会応援のために取得していたお休みですが、自宅篭りに費すことにしました。

YOSHIくんは、いつものビー玉転がしで遊びますが、呼び掛けてもよしパパが遊んでくれないので、とってもつまらなそう。だらだらとしてみたり、よしパパにすり寄ってみたり。いつもなら精一杯遊んでくれるよしパパは遊んでくれません。昼食を終えて、よしパパを遊びに誘いましたが、「遊べないよ」と言うと、「あ、そうか」と理解している様子。「なんで?」と何度も訊かれましたが、「それをYOSHIくんが選んだからだよ」と説明。

嬉しくないことも自分の選択の結果だと理解してくれたでしょうか。
一日の終わりに、ずる休みしても、楽しいことはやって来ないこと、みんなはマラソンを頑張った思い出を作ることができたけど、YOSHIくんはそれを欠損してしまったことを伝えました。この選択は、YOSHIくんにとって、どんな思い出として残るでしょうか。よしパパの伝えたかったことは、いつかわかってくれる日が来るかな。

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保育園の作品展を見に行きました

YOSHIくんの保育園では、毎年2月に作品展が行われます。全園児の作品を大遊戯室に展示されます。この1年間の制作した作品のうち、何点かの絵を掲示し、クラスごとに制作したテーマ作品を見せていただくことができます。

今年で、保育園生活は3年目。ハサミを持ったりり、糊付することも苦手で、自宅ではなかなか取組んでくれなかったのですが、保育園でお友達が制作する姿を見て刺激を受けてきたのでしょうか、自宅でも、自らハサミを持つことも、いつしか増えてきました。

保育園で制作する絵も、随分変わってきました。昨年までは、人物の姿を描くことはほとんどなく、数字、文字があちこちに見られたのですが、今はそれもありません。人物の姿も多く見られるようになってきました。

今回、クラスのみんなで制作したのは「僕らの秘密基地」だそうです。YOSHIくんは「滑り台が欲しい」と言って作ったのだとか。

日曜に親子3人で見に行ったのですが、YOSHIくんはさらっと紹介してくれたら、早く帰りたそう。早く自宅で「クアドリラ作品展」をやりたいのだそうです。ビー玉転がし「クアドリラ」に改めてはまっているので、次々に新しいコースを作って見せてくれます。絵や工作よりも、やっぱりこれが好きなんだね。

作品展が終わって、YOSHIくんは作品の一部を持って帰ってきました。毎日保育園で苦手なことも頑張っている証だ。YOSHIくんの頑張りをたたえて、当分はこの作品たちを愛おしく眺めてあげよう。

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仮説を考えます

YOSHIくんは、あまりテレビを見ませんが、数少ない視聴番組、Eテレの「0655」と「2355」は、だいたい見続けています。「0655」が始まる頃には、以前は起きていたのですが、最近は寝るのが遅くなるのに従って朝も遅くなり、放送を見ることができなくなっています。「2355」の放送は深夜のため、いつも録画しています。その「2355」では、「仮説」のコーナーがあります。「ぎゅうぎゅうに詰まっている爪楊枝は、製造工程でどのようにケースに入れるのか」「お餅がぷくーっと膨らむのは何故か」など正解の分からないことについて、いろいろな想像を膨らませます。

YOSHIくんはおしゃべりです。逆に、どんなことにも「なんで?」とよしパパママに尋ね、よしパパママを困らせたりもします。きちんと説明してあげられることもありますが、よしパパママが説明できないこともあります。そんな時は、一緒に仮説を考えたり、YOSHIくんの仮説を尋ね返したりします。うまく完璧な説明で理解させるよりも、YOSHIくん本人が考え、自分の答えを導くためのお手伝いをしていくことが大切なんだと思っています。

YOSHIくんも、日頃から出会う社会の仕組みや現象について、想像を膨らませているようで、何故そうなっているのか仮説を立てて説明してくれます。「信号機が高いところにあるのは、自動で変わるので人が操作しなくてもいいから」とか、自転車置き場のスタンドの高さについても説明してくれました。

もちろん、大人の目線で考えると、それだけじゃないんだけどな、と正解を教えてあげたくなりますが、ここはグッと堪えてYOSHIくんの仮説に聞き耳を立てます。その仮説が正しいかどうかは別にして、ある側面において、理に適っていることを評価してあげるようにしています。YOSHIくんが今まで培ってきた知識とボキャブラリで懸命に持論を伝えようとしていることは、とても尊いこと。一生懸命言葉を探して、説明しようとすることで、思考と言葉が繋がり、論理を展開し、世界は広がっていく。そんなことを信じて今日もYOSHIくんの言葉に耳を傾けます。

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夕食作りを手伝います

YOSHIくんと一緒に保育園から帰ってくると、そこからよしパパと一緒にひと遊びします。たいていは、大好きなビー玉転がしやピタゴラ装置作りです。YOSHIくんにとって、よしパパママは遊びのパートナーでもあるので、一緒に遊ぶのが当たり前だと思っているYOSHIくんは、いつまでも遊びます。

でも、よしパパはご飯を作らなければなりません。「そろそろ晩ご飯作っていい?」と訊くと、だいたいYOSHIくんはいい顔しません。できるだけ一緒に遊んで、もうこれ以上ご飯を遅らせられないという時間まで遊んで、夕食作りに入ります。YOSHIくんはそれで納得して、一人で遊んで待っていてくれる時もあれば、つまらなそうに台所へやってくることもあります。

一人で遊んでいても、作ったピタゴラ装置を「見て!」とよしパパの手を止めさせたり、それだけでなく、「撮る!」とよしパパの携帯で動画に撮らせたりします。できるだけ早く夕食を作ろうと頑張っているのに、さらに遅くなり、よしパパのイライラが募ります。

でも、最近になって、YOSHIくんが「晩ご飯、一緒に作る!」と言い出しました。これまで、YOSHIくんが台所に立つのは、おやつの「ふラスク」を作る時だけでしたが、最近はいろんなことができることを楽しんでいるようです。お豆腐を掌の上で切ったり、お味噌を溶いたり、ご飯を盛ったりと夕食作りの一つ一つのプロセスに真面目に取り組んでくれます。台所の作業台は高いので、YOSHIくんには踏み台が必要。その踏み台をよしパパが移動させながら、流し台、ガスレンジ、電子レンジの間を行き交います。

YOSHIくんは手伝っているつもりですが、よしパパとしては、ハラハラの連続。しかも、時間がさらにかかってしまうのでタイヘン。でも、YOSHIくんをひとりで待たせて、呼ばれるたびにイライラするよりは、ずっと健全。火や刃物の怖さを感じながら、慎重に作業をすることも、いい経験になっているはず。

自分でご飯作りに参加するようになってから、これまでよりもよく食べてくれるようになったように思います。毎日、いかにたくさん食べてもらうかに苦心しているので、これは良い効果です。今は、集中力が持続できる範囲で夕食メニューを考えていますが、台所を自由に動けるようになれば、もっと食材を切ったり炊いたりできるようになるといいなと思います。

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一人でお風呂に入ったよ

YOSHIくんの暮らしには、いつもそばにビー玉転がしがあるのですが、最近は改めてハマっているようです。先日、じーじばーばの家からくみくみスロープを借りてきたことでさらに拍車がかかり、黙々とコースを作っています。気がつけば、4種類ものビー玉転がしのおもちゃがあり、これに飽きたら次のビー玉転がしへ。それに飽きたら次のビー玉転がしへ、と。いつもビー玉を転がしています。

よほど楽しいのか、よしパパがご飯を作ったので、食べようと言ってもなかなかやめてくれないし、お風呂が沸いたから入ろうと言っても、無視です。食事の時は、よしパパは待ちきれずに先に食べ始めることができますが、お風呂は一緒に入れるまで待ちます。これまでは、そうしてきました。

それでも、やっぱり待ちきれない時は、よしパパが先に入ります。すると、YOSHIくんは放っておかれるのが嫌なので、遅れて入ってきます。でも、ある日、YOSHIくんが入ってきてくれず、よしパパはお風呂を済ませて上がってきました。それでもYOSHIくんはビー玉を転がしています。そして、よしパパは身支度をしてベッドへ。

よしパパがベッドに入ったのを見て、さすがにヤバイと思ったのか、「お風呂入る」と言ってきました。でも、よしパパは「もう入ったから、YOSHI一人で入って」とお願いしました。そんなことはしたことがないので、「一人で入れへん」と弱気な様子。じゃぁ、よしパパがお風呂の外で見てるから、入ってごらんと言うと、しぶしぶでしたが、一人で入ると言いました。子供心に、ちょっと怖いながらも、冒険の気分でしょうか。きっとできるはず、と思ったに違いありません。勇気を出して、チャレンジしてみる気になったようです。

お風呂のドアを少しだけ開けてよしパパと帰ってきたばかりのよしママが見ています。おそるおそるですが、いつもの手順どおりにシャワーにかかってからお湯に浸かり、頭、顔、体を洗い、またお湯に浸かってあがることができました。一応一人でできました。洗髪はさすがにムラがあったので手伝いましたが、お湯につかる時間も短かったですが、ひととおりのことを済ませることができました。

そして、お風呂から上がったYOSHIくんを褒めてあげると、かなり嬉しそう。できないと思っていたことが一人でできたことで、自信がついたようです。毎日いつも通りに過ごしていたら、ひとりでお風呂に入るきっかけなんて、なかなか作れないような気がしますが、今回は図らずもYOSHIくんのいい経験の機会を作ることができました。

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ギター教室に通ってみます

これまで、ギターとの接点など特になかったYOSHIくん。自宅にもないし、ギター音楽を自宅で聴いていたわけでもありません。ただ、自宅の近くにギター教室があるので、そこを通り過ぎるたびにその文字を目にしていたのでしょうか。

先日、いつものようにギター教室の前を通り過ぎようとしたら、YOSHIくんが突然、「ギター教室行く」と言い出しました。いやいや、幼児は無理でしょ、と思いながら看板を見てみると、「幼児音楽科」という文字もあります。リトミックでもするのかなと思いつつ、「ダメです」と言ってもらおうと思って、教室を覗いてみると、先生が出てきてくださり、「幼児は年少からできます」と。あらら。逆にYOSHIくんはとても嬉しそう。体験できるとのことですが、その日は空いてないので、3日後ということになりました。YOSHIくんはとても待ちきれない様子。そんなにギター弾きたいのか?不思議でしたが、その体験レッスンを楽しみに当日を待つことにしました。

そして、迎えた体験レッスン当日。YOSHIくんは保育園で先生にとても楽みな様子でギターのことを話していたそうです。よしパパが迎えに行くと、いつもならだらだら出てくるのですが、この日は「ギターが待ってる!ギターが待ってる!」と駆けてきました。そして、ハイテンションのまま、ギター教室へまっしぐら。体験レッスンでは、先生がマンツーマンでついてくださり、ギターを触ったり、音符を読んでみたり、リズム遊びを交えて30分、面白おかしくレッスンしてくださいました。YOSHIくんも超楽しそう。こんなに楽しく学べるなら、それも良し。身につくことも多いでしょう。もし、ギターが弾けるようになったら、それは宝物です。

翌週から実際にレッスンに通うことになりました。実レッスンが始まってからは、先生がギターを貸してくださいました。自宅で練習しなさいということですが、YOSHIくんには、ギターの弦がビー玉のレールに見えるようです。いやいや、借り物なので、それだけは止めてください。練習してくれるのでしょうか。はてさて、これからギターレッスンはどんなふうに続くのでしょうか。しばらくがんばってみたいと思います。

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スケート教室初体験

YOSHIくんがスケート教室に参加しました。いつも通っている体操教室の特別講座という位置づけでお誘いがあり、YOSHIくんが意欲を示したので、参加してみることにしました。YOSHIくんは、もちろんアイススケートは初体験。でも、YOSHIくんは誇らしげに言います。「スケートしたことある!スポッチャで」と。あれはローラースケートです。しかも、すごくビビっていたくせに。アイススケートがどんなものか、全く知らないまま、スケート場へ行くことになりました。

集合場所には、同じ年代の知らない子供たちがいっぱい。いろんなスポーツ教室の生徒さんたち合同で、幼児向けスケート教室を共催されているとのこと。YOSHIくんにとっては、保育園のお友達が誰もいないところで、見ず知らずの子供たちと一緒に何かに取り組むのも、初めての体験。緊張しているのか、物静かでしたが、流れに任せてスケート靴を履きます。

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そして、スケートリンクへ降ります。やっぱりビビっています。でも、同年代のお友達も頑張っているし、自分だけ逃げるわけにもいきません。親はリンクへ降りられないので、親に助けを求めることはできません。リンクにいるのは、体操教室の先生。それを頼りに、先生のところへたどり着けるように頑張るしかないのです。ある種、本人にとっては、極限的な状況に置かれることで、なんとか頑張ろうとします。スケートは、そうやって経験するのが一番成長するのでしょう。

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最初は、リンクに降りて捕まり歩きするのがやっとだったYOSHIくんも、2時間余りのレッスンを経て、そこそこの距離を捕まらずに歩けるようになりました。YOSHIくん、さすがに疲れたと言っていましたが、よくがんばりました。そして、いっぱい褒めてあげました。YOSHIくんも初めてのことがいっぱいで、戸惑っただろうけど、いい経験をすることができました。この年齢で経験しておくと、今後スケートをする時は、大きなアドバンテージになるでしょう。きっと、やって良かったとYOSHIくんも思ってくれるはず。

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お買い物は現金払いで

YOSHIくんは、随分前からお買い物ごっこが好きです。数字が関係しているからでしょうか。いとこからいただいたアンパンマンレジスターを使って、レジを叩きます。何かをスキャンすると、ランダムに値段が表示されるので、買い物でコインを出す練習ができます。YOSHIくんが買い物する時は、YOSHIくんがコインを探すのはもちろんですが、逆にYOSHIくんがお店の人を演じる時は、買い物しようとしているよしパパが「えーっと、185円って、どうするんでしたっけ?」などと言って、お店のYOSHIくんに手伝ってもらうことになっています。

先日、お金を扱うためのワークブックを買いました。

「お金の使い方と計算がわかる おかねのれんしゅうちょう 7さいまでに身につけたい」

YOSHIくんは気に入って、早々と全ページの問題をやり遂げてしまいました。

いよいよ、遊びやワークだけでは物足りなくなったのでしょう。最近は、実際にお買い物に行ってレジでお金を出したがります。もちろん、大人のようにすぐにお金を出したりできません。すいているお店や時間帯ならいいのですが、混雑する時間帯のスーパーでは当然嫌がられます。でも、よしパパが懸命にレジの人や後ろのお客さんに謝りながら、なんとかやり遂げてもらっています。イマドキは、現金で払うと損することになるので、よしパパはとしては電子マネーで払いたいところなのですが、今はYOSHIくんの勉強代と思って、現金払いしています。

でも、「7才までに身につけたい」と書いてありましたが、キャッシュレス化が進んでいる今、現金を扱う能力が、今後どれだけ重要なことであり続けられるのか、疑問もあります。YOSHIくんが大人になる頃には、どんなふうに変化しているでしょうか。

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