スカリーノが来た!
YOSHIくんには、随分前から欲しいおもちゃがあります。いつも行く伊勢丹のおもちゃ売り場にある「スカリーノ」というビー玉転がしです。他のビー玉転がしがサンプルで遊ぶことはできるのですが、スカリーノはいつも箱を眺めることしかできず、憧れのおもちゃです。4歳の誕生日に欲しいと言っていたのですが、我が家にはクアドリラがいっぱいあるので、別のビー玉転がしは要らないだろうと却下していました。でもやっぱりあきらめられないようで、おもちゃ売り場に行く度に「スカリーノ欲しい」とつぶやきます。本当に欲しくて、いっぱい遊んで、学びを得てくれるならいいのですが、ちょっと触ってみたい程度の気持ちでは、投資するのはもったいない。
そんな話をしていると、よしパパの同僚から購入していたスカリーノを貸していただくことができました。これはありがたい。先日、iPadで遊ぶことができなくなって楽しみをを失ってしまったYOSHIくんの心を埋める道具になってくれることを願って、9月の1ヶ月間だけという約束でお願いしました。
クアドリラより少しコンパクトで、仕掛けや趣向が違うので、少し新鮮だったようです。初めて触ったのに、手慣れた様子で積んでビー玉を流しています。
でも、動きが地味だったのか、微妙なずれでビー玉が流れないのがイヤなのか、1週間程度でもう遊んでくれなくなっています。
もう、以前のようにビー玉転がしにはハマってくれないのかな。スカリーノが好きじゃないのかな。いろんなことを考えさせられますが、あまりヒットではなかったことは確かです。9月にスカリーノを評価してもらって、良ければ10月の誕生日プレゼントの候補にしようと思っていましたが、買わなくてよかった、と言っていいのかな。今のところ、そんな状態です。
でも、せっかく借りてきたんだから、もっと遊んでよね。
iPadとYouTubeやめてみました
6月頃にYOSHIくんにせがまれ、「少しくらいなら」と思って遊ばせてあげたiPadですが、それは「少し」ではすまなくなってしまいます。毎日朝も夜もiPadを求めるようになり、1日1時間という約束も守れなくなってきます。そんなに好きで楽しめるものがあることは、悪いことではないですが、やはり今からゲームにハマってしまうのはよろしくない。毎日それをしているYOSHIくんの姿を見ること、時間なので止めなさいと言ってもなかなかやめないことは、相当イライラさせられます。さらに、そのゲームをしている動画をYouTubeで見つけ、iPadをしない時間は、その動画を見ながらゴロゴロしているという状態が増え、さらには、そのYouTuberの言葉を真似るようになり、イライラは頂点に。
ということで、先日、インターネットが繋がらなくなったという理由でYouTubeを遮断。約束を守れなくなるからとiPadを禁止しました。YouTubeには良い動画もあり、悪い面だけではないと思いますが、このさい仕方ありません。
最初は、泣いて怒ったYOSHIくんも、翌日から少しずつ平静を取り戻し始めました。
ビー玉転がしのクアドリラや、積み木遊びなど、以前に楽しんでいたおもちゃでの遊びに戻ってきてくれるようになってきました。巻き尺でいろいろなモノの長さを測ってみたり、数字のおもちゃで遊んでみたり、興味の幅も広がっています。よしパパが夕食の仕度をしたり片付けたりするときも退屈なのでしょう。お手伝いしにきてくれることも出てきました。
お料理やお片付けしているときに「これ見て!」と言われたり話しかけられたりすることも増えて、それはそれで少し面倒なときもありますが、iPadあるときのイライラに比べると、遙かにストレスは小さいです。
YOSHIくん自身、つまらなそうにしていたり、「iPadしたい」と言いたげな様子のときもありますが、我慢してくれているようです。なんとか色々な楽しみを見つけて、それを乗り越えてほしいと思います。
iPadに割いていた時間をせっかく空けられたので、親子の会話や学びといったこの時期に大切なことに使っていきたいと思います。
頭の中がSkip Counting
先日、お風呂でYOSHIくんに問題を出してみました。
「体重14kgのYOSHIくん4人と、57kgのよしパパとでは、どっちが重いでしょうか?」
YOSHIくんはしばらく考えました。そして、よしパパの方が重いという答えを導きました。正解したことを褒めてあげると、YOSHIくんも本当に嬉しかったようです。
その回答を導いたプロセスを訊いてみると、こういうことだそうです。
「7は14の半分やから、7×8=56」
Skip Countingで7の倍数を覚えているだけでなく、そんな使い方も知っているのか、と少し驚かされました。
そして別の日、またお風呂で「99のSkip Counting」を自作して歌ってくれました。99の倍数を990まで英語でメロディーに乗せて聴かせてくれました。そして、その計算方法も教えてくれました。
「1と1がぽーんとぶつかって2になって飛んでいくねん」
「99は100に1足りひんから、どっかいくねん」
なんだかよくわからない解説でしたが、頭の中で起こっていることを一生懸命言葉にしてくれました。どうやら、YOSHIくんの頭の中では、Skip Countingの動画のように数字が生き物のように活動しているようです。
お風呂では、たびたび「○○のSkip Counting」を歌ってくれます。うっかり聞き漏らすと、正しく歌っているのか、ふざけてわざと違う数字で歌っているのかわかりません。よしパパはYOSHIくんの体を洗いながら、頭を回転させて計算問題を解かされています。
YouTubeでSkip Countingを見過ぎたかなという気もしますが、Skip Countingを通して、YOSHIくんの頭の中にひとつの世界が生み出されているようであります。この世界は、これからどんなふうに変化していくのか、よく観察していきたいと思います。
18の倍数が得意です
保育園などから自宅に帰るとき、YOSHIくんはよしパパを通せんぼして「問題に答えられないと、通れません」などと言って問題を出すことがよくあります。時々、自分が飲むコップに牛乳をいれてもらう時に、「問題に答えられないと、牛乳が入れられません」と言って問題を出すことがあったりして、立場が逆なんだけどなと思いながら、YOSHIくんの出す問題に答えたりしています。
これまで出していた問題は、だいたい足し算か引き算だったのですが、最近は割り算が好きなようです。しかも、九九の範囲を超えた問題を要求したり、出題したりしています。
特に、得意なのは18の倍数。「324は18で割れるでしょうか?」などという問題がYOSHIくんから出題されます。といっても、実際に割り算をしているわけではなく、18の倍数を覚えているだけのようです。YOSHIくんのお気に入り動画 Tiny Tunesの「Skip Counting By 18」を何度も視ているうちに覚えてしまったようです。よしパパと一緒に歩いているときも、道すがら歌っていたりしますし、保育園で独唱しているという話も聞きます。
Skip Count from 18 to 324 | Tiny Tunes
計算力が付いているわけではありませんが、覚えた知識がどこかで繋がってきているのかもしれないし、そんなことがわかり始めているのかもしれません。数字には強いようなので、あまり心配はありませんが、もう少しバランスの取れた知識の付け方も必要な気もしています。
新アイテムはホワイトボード
Happy Glass大好きなYOSHIくん。iPadを持たずに行く旅行は、親にとってもYOSHIくん本人にとってもチャレンジであります。先日の旅行では、スケッチブックではごまかしきれず、つまらない思いをしていました。
そこで、今夏のよしママ帰省のお供に、新アイテムを導入。「バタフライボード」という携帯型ホワイトボードです。A5サイズのホワイトボードが4枚ほどマグネットで連なっており、クリアシートで保護すれば描いたものを消さずにそのまま持ち運ぶことのできる気の利いたモノです。
自宅では、壁掛形のホワイトボードを使って、Happy Glassごっこをしているので、旅先でも楽しむことができるかなと思って持って行くと、思いのほか楽しそうに使ってくれます。子供にとっては、ホワイトボードの軽い書き味が楽しいのかもしれません。
本当は、鉛筆と紙を使って遊んでほしいところですが、今回はこれでしのぐことにしました。
お邪魔したお宅でよしママがおしゃべりしている間に絵を描いてみたり、レストランの待ち時間にクイズを出してみたり。
いざ使ってみると、場所を選ばすにいろんな遊びができます。よしパパの描いた図形を模写してみたり、複雑な線の中に隠れた数字を見つける遊びをしてみたり。1番から10番まで振られたぐちゃぐちゃに描いた線のうちで、一番面白いものを選ぶなどというよくわからない遊びが、YOSHIくんには大ヒットだったようです。よしパパママは付き合っていられますが、他の大人にはわからない世界です。
どんな場所でも、遊びを生み出す子どもの発想は、大人の常識を超えてきます。それについて行くには、大人も一生懸命想像力を働かせる必要がありますが、それがYOSHIくんの楽しい思い出と成長に繋がるのだと信じて、これからも楽しく遊びたいと思います。
ボルダリングやってみました
先日の旅行で海を渡るとき、フェリーにボルダリングの壁がありました。フェリーには、子供を退屈させないしかけがたくさんあり、楽しませてくれます。
YOSHIくんは、さくさくとボルダリングの壁を昇って見せてくれました。そばにあった足湯と交互に楽しんでいたので、YOSHIくんも退屈せずにすみました。一応、対象は小学生とあったので、YOSHIくんはしっかりできるほうなのかもしれません。
実は、自宅から徒歩で行けるところにボルダリング場があります。子供用の壁も用意されているので、早速、次の日曜に行ってみることにしました。
壁はそんなに高くないので、こちらもサクサクと昇ってしまいました。
5メートルほどある壁を横移動して練習するようにできています。手足をどう配置すれば進んでいけるのか、落ちないように手足に力を入れ、横に進んでいく作業は、筋力だけでなく頭も使います。
結構大変そうですが、あまり落ちることなく、何度も壁を行ったり来たりして、1時間ほど楽しむことができました。結構体力も使ったことでしょう。体を使って遊ぶのに、なかなか良いツールを見つけました。
旅行は早く帰りたい
よしパパママとYOSHIくんは、1泊2日で夏の旅行に出かけました。せっかく海の近くのホテルに泊まったのですが、YOSHIくんは海で泳ぐことを拒否。海に行くことも嫌がったので、初日、翌日ともにホテルのプールで泳ぎました。
保育園のプールで練習している顔つけも披露してくれました。40cm深の浅いプールと100cm深のプールがあり、適度な広さと空き具合で、YOSHIくんも楽しめたようです。
すべり台が恐かったようで、すべり台に上っても、流れる水で遊ぶばかりで、なかなか滑ってくれませんでしたが、2日目には、無事に滑ることができました。
旅行でいつも困るのが、YOSHIくんの食事。アレルギーの問題は、表示があるのでわりと安心なのですが、問題はYOSHIくんが食べたいと思えるものがあるかどうか。心配していたのですが、今回は豚肉を素揚げしたものが美味しかったようで、普段はあまり食べない肉をよく食べてくれました。そして、初めて出会ったこんにゃく昆布にハマってしまいました。旅行から帰ってから、こんにゃく昆布は、取り寄せることになったほど。
でも、ホテルの部屋は退屈で、iPadをしたくてたまらないようです。でも、iPadは持ってきていません。YOSHIくんはいつになったら帰ってiPadができるのか、そればかりが気になる様子。半年前の沖縄旅行では、スケッチブック上でHappy Glassをやって楽しんでいたのですが、今回はそれでも満足できません。この半年でそれだけ成長したのだね。
2日目に乗ったロープウェイは、それなりに楽しかったようです。子供はやっぱり、高いところが好きですね。次の旅行では、もっと色々なことも楽しめるようになるかな。
顔つけもがんばってます
YOSHIくんはずっと、顔に水をかけるのが嫌いで、自分の手で顔を洗うことも、なかなかかないませんでした。お風呂に入ったときに、顔を洗うようになったのも、わりと記憶に新しいように思います。
でも、まだ石けんを付けて顔を洗うことは、拒否し続けてきました。
そんなYOSHIくんが、今月になって、自分からお風呂のときに石けんで顔を洗うと言ってくれたのです。ちょっと辛そうですが、何度か、石けんで顔を洗ってくれました。
そういえば、先月、もうすぐプールが始まるから、とお風呂のシャワーを顔にかける特訓に応じてくれました。
担任の先生や体操の先生にも、お褒めの言葉をいただくことが増えています。保育園のプールでも、がんばって顔を水につけられるようになったようです。先日は、うつ伏せで大文字浮きにも挑戦したとか。
さすがに4歳の夏を迎え、このままではいけないと思い始めてくれたのでしょうか。このくらいの頃は、精神的な成長が見られる時期だと幼児教室の先生に言われました。これまで、幼児だからと思って扱っていたのとは、ひと味違った対応の仕方をしてあげないといけないのでしょう。こんな時期に何を伝え、どんなことを考えてもらうか。社会との接点をどんなふうに作っていくのか、これまでになかったことを問われ始めているように思います。
やっぱりiPadですか
ビー玉転がしに飽きて、アラビア語で遊んでいたかと思いきや、また思い出したようです、iPad。パズル系ゲーム「Happy Glass」をすることは、やはり相当楽しいようです。半年くらい前にハマっていたのですが、iPadがどこかへ行ったので、あきらめていました。
せっかくの楽しいことを「ダメ」ばかり言うのもかわいそうなので、1日につき1時間だけ許してあげることにしました。初めのうちは、時間が来たらあきらめて別の遊びができていたのですが、やはりゲームはだんだんと、依存度が高くなっていきます。時間を過ぎてもなかなか止められなかったり、一回止めたと思っても、またやりたくなったり...
それなりに頭を使って面白いと思うようなものであれば、ゲームが完全に悪いものではないと思うし、ある程度はさせてあげたい。でも、ほどほどに切り上げるというのは、4歳の人には難しいことのようです。今となっては、こんなに依存するなら、やはりさせなければ良かったと思ってしまいます。
目の前にあるものを、やってはいけないと言うことはできないので、それなりに楽しみつつ、ゆっくり離れていけることを願ながら、毎日iPadで遊んでいるYOSHIくんを見つめています。
幼児期の子がゲームをする弊害の一つとして、手指を使わなくなることが挙げられています。なので、その弊害を回避する手段として、iPadを延長して使いたいと言ったときには、工作のワークブックをしてもらうことにしています。
元々、工作が好きでは無く、自宅ではさみやのりを持つことはほとんどなかったのですが、iPadのためなら、すんなりがんばってくれます。目標を持って、何かに取り組むことができるのであれば、それは悪いことではないのかなと思うようにしています。
さぁ、これからどんなふうにYOSHIくんとiPadを付き合わせていくか、悩ましい毎日が続きます。
YOSHIくんのJ-POP
もともと、朝ドラ「なつぞら」の主題歌「優しいあの子」を聴きたくて、見ていたYouTubeですが、関連動画でいろいろ紹介してくれます。その派生で「パプリカ」のダンスも覚えたのですが、そこからさらに米津玄師さんつながりで、もちろん「Lemon」、NHKつながりで「勇気100%」、「365日の紙飛行機」など。
それらの曲について、子供向けに作成されたカラオケ動画があります。「こぐまとうたおう」シリーズ。これらの曲を幼児の声で歌ってくれて、画面に全部ひらがなで歌詞が出てきます。ボーカルの入っていないカラオケ版ももちろんあります。子供は、子供の声で聞かされると親近感が沸いてくるのでしょう。最初は興味なかった「Lemon」も、立派に歌えるようになりました。
よしパパママの目下の疑問は、本当に幼児が歌っているのか?ということ。「Lemon」のCメロのあたりは、幼児では相当困難な展開になっています。よしパパは音声合成だと思っているのですが。
そして、先日、YOSHIくんとよしパパの2人でカラオケに行きました。2人だけなのに、なぜか通された部屋は30人クラスのパーティールーム。大きなプロジェクタースクリーンの前で、YOSHIくん「Lemon」を熱唱です。それ以外の曲も、がんばって歌い、「パプリカ」は踊って見せてくれました。30分では飽き足らず、同じ選曲リピートでさらに30分。YOSHIくんご満悦です。
それにしても、歌ってのはそんなものですが、4歳児が「あの日の悲しみさえ」などと歌っているのは、やや滑稽です。
アラビア語ブーム再来
3ヶ月ほど熱中してきたクアドリラにも、さすがに飽きてきたようで、急に手を出さないようになってきました。せっかく買ったクアドリラなので、いっぱい遊んで欲しいですが、熱中するとそれ以外の遊びができなくなるので、これもいい機会かもしれません。きっとまた、ビー玉転がしブームはやって来るでしょう。
クアドリラ以外の遊びを探し始めて、久々にハマり始めたのは、またアラビア語でした。アラビア語のアルファベットを並べて、ありもしない単語を作って楽しんでいます。アラビア語には28文字あり、それぞれの字に語頭形、語中形、語尾形があるため、どのマグネットを単語の語頭、語中、語尾に置くかは規定されています。そのルールを守りながら、YOSHIくんが運んでくるマグネットをよしパパが適当な位置に置いて単語を作り続けるという遊びが面白いようです。よしパパとしては、なにが面白いのかよくわからないのですが、YOSHIくんが保育園から帰ってくると、いつもしたがるので、きっと楽しいのでしょう。
アラビア語の単語を覚えるわけでもないし、話したり書いたりしているわけでもありません。アラビア語の上達につながるような遊びではないので、よしパパとしては、どう楽しんだらいいのかよくわかりません。記憶力を鍛えたり、語学の上達につながるような遊びだと、よしパパも面白みも感じると思うのですが、今はまぁいいか、と思うようにしています。
家に遊びに来て!
YOSHIくんは、いろんな人に「家に遊びに来て!」と言います。保育園のクラスメイトはもちろんですが、保育園の先生、幼児教室の先生にまで。
でも、この子の年齢でお友達に自宅に来てもらうためには、親同士の関係構築が必要。忙しい送り迎えの毎日のなかで、なかなか実現することは難しいです。
先日、よしママの友達夫婦が生後8ヶ月のお友達を連れてきてくれました。YOSHIくんは思ってもなかった来客に、やや戸惑い気味でしたが、いろんなことをしてあげようと、優しく接してあげていました。でも、YOSHIくんの遊びと8ヶ月のお友達の遊びは全く違うもの。いつの間にか、YOSHIくんはお友達のパパママに遊んでもらっていました。YOSHIくんの自宅での遊び相手は、いつもよしパパママなので、仕方ないかもしれません。でも、そのご家族が帰られた後、YOSHIくんは「また○○くん、遊びに来て欲しい」とちょっとセンチメンタルな様子。実際に遊んでもらっていたのはパパママかもしれませんが、小さなお友達の存在はとても気になっていたようです。
昨日、YOSHIくんと一緒に公園に行くと、たまたま遊びに来ていた保育園のクラスメイトの男の子に出会いました。いつもと同じ公園のすべり台でも、友達と2人なら、全然違う遊び空間になるようです。噛み合っているのかどうかわからないような対話をしながら、名前を呼び合ったり、一緒に走ったり。それから1時間ほど、2人で駆け回りながら、とても楽しそうに遊んでいました。
そんなに精一杯遊んで笑うことは、きっと人生の宝物になるに違いない。そんな時間をいっぱい作ってあげたいものです。そのために、親としてどんなことができるのか、考えさせられます。
鉄棒は得意種目になるかな
しばらく前から、保育園で鉄棒をがんばっているYOSHIくん。前回りからの着地なしで足抜き回りも披露してくれました。なかなか上達が早いです。あまり肉も食べないし、ビー玉転がしが好きだし、あまり筋肉が付かない条件が揃っているのですが、保育園での週1回のスポーツ教室と土曜日の体操教室で筋肉を使う習慣が付いているのでしょうか、鉄棒は得意種目になりつつあります。
まだ、前回りもできないクラスメイトも多い中、今は逆上がりに挑戦しているとか。よしパパは小学校に入ってもなかなかできなかったような苦い記憶がありますが、YOSHIくんはメキメキと力を付けて、そんなことも感じずに生きているようです。
公園では、自分の身長では届かない鉄棒によじ登って見せてくれました。小さいうちに得意なことができれば、それはこれからの大きな財産になるはず。楽しんで力を付けて欲しいと思います。よしパパはいっぱい褒めてあげるから、気持ち良く、楽しく遊んで下さい。そのためなら、保育園が終わってからの公園だって、いくらでも付き合いますよ。
父の日のプレゼント
父の日の前日、YOSHIくんとよしママはプレゼントを買いに行き、ベッドの下に隠していました。よしママと日曜になってから渡す約束をしていたのでしょう。でも、YOSHIくんは日曜が待ちきれなかったようで、土曜の夜にプレゼントがベッドの下にあることをよしパパに伝え始めました。よしママと一緒に靴下を買いに行ったことを嬉しそうに話して、プレゼントを持って来てくれました。
プレゼントは靴下3足。黒とグレーと茶色に柄の入ったもの。YOSHIくんが選んでくれたとのことで、よしパパは喜びいっぱいに「おしゃれやなー」と絶賛していたら、YOSHIくんもすごく嬉しそう。そのうちの一足を今すぐによしパパに履かせます。「ちょうど良いサイズで履き心地いいなー」とさらに褒めると、「どーいたしまして」となかなかのどや顔。「明日はどれ履く?」「グレーにしようかな」「じゃ、明後日は黒やな」というやりとりをすると、「明日、どっち履いたらいいかわかるように、ここに置いとくからな」とYOSHIくんの洋服を入れているかごの上に置いてくれました。
その後も、何度も「履き心地良い?」と聞いたり、「どーいたしまして」と言って余韻に浸っていました。いつもは、よしパパにしてもらう側のYOSHIくん、よしパパになにかしてあげたのがそんなに嬉しかったのですね。翌日、保育園に行ったら、担任の先生にもいっぱいお話してきたとか。そんな感情を持つようになってきたのだなぁと成長を感じさせてくれる父の日でした。
クアドリラは思考の道具
3月頃からクアドリラにハマっているYOSHIくん。毎日遊んでいます。朝起きたら「どんなん作る?」とまず一つコースを作ってビー玉を流さなければ、お着替えと朝食に移れません。保育園の帰り道でも「どんなん作る?」と。帰ってからいくつもコースを作って、よしパパはなかなか夕食を作れないのが毎日の悩みの種です。
でも、これだけ潤沢に積み木があると、なかなか飽きません。様々なコースを作っては崩し、YOSHIくんは新鮮さを求めて新しいコースを開発します。そんなことを繰り返していくうちに、YOSHIくんはそれぞれの積み木の特性と使い道を理解し、複雑なコースを組み上げるようになりました。もはやよしパパママも、YOSHIくんのような複雑なコースをサクサクと短時間で組み上げることはできません。
積み木のコースを組んではビー玉を流し、小さな成功体験を重ねて、さらに難しいことに挑戦しているようです。YOSHIくんの作ってコースを見ると、よしパパママが思いつかないようなコースを作り、驚かせてくれます。YOSHIくんの頭の中でこんなコースができていたのかと感心させられます。YOSHIくんにとってクアドリラは思考して、それを実現するための道具になっているようです。もはや、おもちゃと呼ぶにはもったいない。「思考の道具」とと言ってもいいのかもしれません。
じーじばーばに「ビー玉ばっかり転がしてないで、外で遊びなさい」と言われるのももっともなのですが、こんなふうにして、考えることを楽しみ、新たなものを開発する喜びを得ることも大事な経験ように思えます。